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■ アメニティ&サウンド 音と快適の空間へ【Vol.29】2003年5月1日
□ 「外来語」言い換え提案
□
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□はじめての方へ、
このメールマガジンのご登録をいただきましてありがとうございます。
「アメニティ&サウンド 音と快適の空間へ」は、隔週(第1、第3木曜日)
にお届けしています。内容を充実できるようにがんばりますので、末永く
お付き合いいただけますようお願い申し上げます。
■□■□■ CONTENTS Vol.29 □□□□□□□□□□□□□□□□□
1.開発ツールの話(22)
デバッガ、ICE (9)
2.サウンド(27)
PCMはCDと同じ?
3.3GPP音声通信(22)
携帯電話の音響規格のはなし (2)
4.「外来語」言い換え提案(URLクリッピング)
………………………………………………………………………………………
■1.開発ツールの話(22) デバッガ、ICE (9)
………………………………………………………………………………………
前回は7番の各種ファイルのロード、セーブについてでした。
今回は、8番シンボルについてです。
1.CPU、DSPの内部の状態(レジスタ、フラグなど)モニター
2.プロセッサ周辺のモニター(メモリ、I/Oなど)
3.実行の停止(ブレーク、指定場所、条件付きブレーク)
4.1ステップ実行(ソースコード、実行コードでの1行実行)
5.任意部分の実行(および再実行)
6.ヒストリー(各種モニター情報の来歴記録)
7.各種ファイルのロード、セーブ
8.シンボル化(シンボル情報の読み込み、設定、編集)
9.CPU、DSPの内部の状態(レジスタ、フラグなど)モニター
10.プロセッサ周辺のモニター(メモリ、I/Oなど)
▼前回までの内容は、バックナンバーをご覧ください。
http://www.ari-web.com/mm/bn/index.htm
■8.シンボル化(シンボル情報の読み込み、設定、編集)-1-
シンボルファイルについては、以前、ファイルに関係して少しだけ
話題にしましたが、ここでは、シンボル定義などまで含めた機能に
ついてです。
シンボルというのは大雑把(言語による定義の違いなどもあるので
大まかですが)にいうと名前です。メモリや定数などに名前を付け
ることで、扱いやすくするためにシンボルの機能で名前をつけます。
現在は、ソースレベルのデバッガが主流になってきていますので、
「シンボリックデバッガ」などとあえてシンボルが使えるデバッガ
と主張されることもなくなっていますが、創生期には、シンボルが
使えない所から始まって、シンボルが利用できるようになり、ソー
スファイルとの対応、さらに高度なデバッグ情報までできているよ
うにと発展してきています。
ICEなどでは、シンボリックデバッガやソースレベルデバッグとい
う言葉が生きているように思いますが、PC用では当然で、あまり意
味が無くなっているかも知れません(低レベルでは意味あると思い
ますが)。
ちなみにGoogleで"ソースレベル デバッグ"を検索すると、
日立のページが1番に表示されます。ページのタイトルは、
「Cソースレベルデバッグができない」です (^^;。
▼日本語Google
http://www.google.co.jp/
シンボル(名前)をつけると、リンク(バインド)してメモリが再配置
されても、意味のある名前でコードやデータメモリなどを指定する
ことができるので、デバッグ作業が効率化できます。
▼ASII24 アスキーデジタル用語辞典「リンク」
3番目の意味になっていますね。
http://yougo.ascii24.com/gh/70/007024.html
現在は、ソースレベルデバッグが主流になったため、簡単なシンボ
ル情報ではなく、ソースとの対応まで含めたデバッグ情報をICEが
読めないとシンボルすら読み込めない状態に陥ることがあります。
特殊なプロセッサやカスタム化されたプロセッサなどでは、もしか
したら、ソースレベルはおろか、シンボリック・デバッグにすら、
問題があるかもしれませんので、採用前にはしっかり確認すること
が肝要です。
それでは、次回もよろしくお付き合いください(^^)。
▼ARIは、デジタル機器のハードウェア、ファームウェアの開発
をお手伝いしています。
http://www.ari-web.com/develop/index.htm
………………………………………………………………………………………
■2.サウンド(27) PCMはCDと同じ?
………………………………………………………………………………………
このコラムは音や音響についての話題をお届けしています。
前回は、デジタルオーディオについて話題にしましたが、今回は、
PCMの呼び方についてを話題にしたいと思います。
PCM(Pulse Coded Modulation)とは、音響、電気通信などの分野
では、パルス符号変調の英字略で、アナログの信号を標本化(サンプ
リング)して、量子化(数値化)する方式を指します。
大雑把にいうと、標本化は連続信号を時間軸での離散的に測定するこ
とで、量子化がレベルを段階付けするものということです。
▼ASII24 アスキーデジタル用語辞典
「PCM」
http://yougo.ascii24.com/gh/02/000280.html
なぜ、いまさらPCMを話題に取り上げたかというと、音響、コンピュ
ータ、映像、電子楽器など各分野で、簡易にPCMが説明されている内
容や表現に違いがあり、中には、かなり、きわどい説明を見かけるこ
とがあるのが気になっていたからです。
例えば、オーディオ関係で「1ビットオーディオの対義がPCMである」
という説明を見たことがあります。1ビット方式やSACD(Super Audio
CD)の記録方式DSD(Direct Stream Digital)は、PCMとは異なり信号
のレベルをデータの密度に変換記録する方式になりますが、「対義」
といえるような2者だけの対極的関係かと考えると少々疑問です。
▼SACDのDSDについては、公式ページに説明されています。
(このページが上の説明をしているわけではありません)
「Super Audio CD」
http://www.super-audiocd.com/
コンピュータの音源での説明では、「FM音源、PCM音源、MIDI音源」
と列挙されていました。
※FM : Frequency Modulation 周波数変調
※MIDI : Musical Interface Digital Interface
電子楽器間のインターフェース規格
FM音源とPCM音源のように音源方式のメジャーな方式を比較、列挙す
るのは良いのですが、MIDIは、音源方式とは異なるので音源の方式
の分類としてはどうかという感じがします(FM方式のMIDI対応音源
はどこに属するのか)。また、加算合成方式や物理シミュレーション
系音源などは、どの方式にも含まれなくなってしまいそうです(MIDI
音源でしょうか?)。
コンピュータの音源を分類するのに少し混乱しているように見えます
が、一般向けに簡単に説明するのには、この方が都合が良いのかもし
れません(PCM音源の説明をCDと対比して説明すると、サンプリング
周波数なども少々厄介な場合があります。44.1KHzと説明されている
物を見た記憶がありますが、音源によって千差万別でキーによってサ
ンプルごとに違っている音源もあるので...というか違っている物の
方が多いのでは?)。
前回ここで話題に出したE-muのサンプリング音源や当時のサンプリ
ング方式の電子楽器は、デジタル部分は、リニアPCMで動作していま
すが、アナログ部に逆対数-対数アンプを持っているので、8bit、12
bitでのPCM方式であってもノンリニアで聴感上は、リニア方式の場
合より品位が良く聞こえます。
▼前回の内容をご覧になりたい方がいらっしゃいましたら、
Vol.28のバックナンバーをご覧ください。
http://www.ari-web.com/mm/bn/20030417.htm
さらに、ハイブリット方式のサンプリング音源の多くは、サンプリ
ング周波数を変化させてピッチ変化をさせているため、デジタルの
PCM音源とは原理的に出力される信号が異なります(デジタルは、
サンプリング周波数固定、ハイブリットは発音ごとに再生周波数が
異なります。これまた前回出したメロトロンに近い方法になります)。
映像系では、ドルビーデジタル(Audio-Codec)との音声記録の違い
を説明するために、PCMとドルビーデジタルと記載されているよう
です。実際、ドルビーの場合には、コーデックによって聴覚マスキ
ングによる圧縮記録ですから記録方式が異なります。
ドルビーのデジタル方式は、かつてはSRとか色々とついていたので
すが、現在は、単にドルビーデジタルとされることが一般的なよう
です。
DVD-Audioの192KHz、24bitサンプリングの場合には、リニアPCM
24bit(192KHz)などのように分けて記載されることが多いようです。
▼DVD-Audioはこちらです。
(このページの説明も問題があるわけではありません)
http://www.dvdaudio-net.com/
実際には、リニアPCMでサンプリングした後、記録の前にデジタルで
ADPCMなどに変換していたり、マスキング圧縮したりする場合もある
ので、A/D変換から説明されている物の中には、微妙な説明のものも
存在しているように思います(特に簡易に説明している場合)。
多くの場合、単に「リニアPCM」と言った場合には、44.1KHz、16bit
の方式や信号を指すというような使われ方になっているみたいです(
でも44.1KHzではない場合も含まれていたりする物もあるので非圧縮
リニアPCMだとPCMと呼ぶのかもしれません)。
個人的には、少し気になる時があるのですが、一般的には大した問題
ではないので、大雑把に「PCM」や「CDと同じ」という説明でも良い
のかもしれません...
それでは、次回もよろしくお付き合いください(^^)。前回までの内容
については、バックナンバーをご覧ください。
▼バックナンバー目次
http://www.ari-web.com/mm/bn/index.htm
………………………………………………………………………………………
■3.3GPP音声通信(22) 携帯電話の音響規格のはなし (2)
………………………………………………………………………………………
2003年2月分の移動電話国内出荷実績が(社)日本電子技術産業協会で
発表されました(4/8)。
▼(社)電子情報技術産業協会 JEITA
「統計データ」に掲載されています。
http://www.jeita.or.jp
「携帯・自動車電話」は2003年2月は2003年1月より増加台数は20万
台減少していますが、前年同月比5ヶ月連続の100%以上のを増加とな
っており、好調と見ることができるのではないでしょうか。
この統計期間は、ドコモの今年に入って好調であると発表されていた
期間ですから、本調子かどうかという意味では、やはり、4月以降の
統計を見ることが重要であるかと思います。昨年は、4月に新機種が
発売されたにも関わらず、かなりの落ち込みが見られました。
4/7のVol.26のこのコラムで「ドコモ カムバックキャンペーン」を
紹介しましたが、携帯電話各社のリサイクル回収率は、少々落ち込み
気味のようです。どうも、カメラ付き携帯電話になったことで、記録
しているデータを移動する手段がない人が手元に残したいと考えるこ
とが理由の1つのようです。
携帯電話は、1、2年で買い替えが多いらしいですから、買い替えの
サイクルが早い商品ですが、リサイクル率は、メーカー各社の積極性
の割に3割程度しか回収できない機種もあるようです。
端末にコネクタは完備しているので安全に全てのデータを吸い上げて
新機種に移動することができれば、このようなことも無いのかも知れ
ません(他社間が問題なのでしょうね)。
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今回も前回に引き続き携帯電話の音響規格についてご紹介します。
▼前回までの内容はホームページのバックナンバーをご覧ください。
http://www.ari-web.com/mm/
前回ご紹介しましたが、3GPPとは第3世代の携帯端末の機能・性能・
方式などの規格を世界的に標準化するためのプロジェクトです。
3GPPはITU(国際電気通信連合)で策定された次世代携帯電話の方
式「IMT-2000」の標準化を推進しています。
「IMT-2000」には日欧方式の「W-CDMA」と北米方式の「cdma2000」
があり、NTTドコモ、J-PHONEは「W-CDMA」、au,は「cdma2000」に
対応した携帯サービスを行っています。「cdma2000」は3GPPから派
生したプロジェクトである3GPP2が標準化を進めていますので日本
で3GPP規格といった場合、一般的に「W-CDMA」方式の携帯端末の規
格の事を指しています(3GPP2規格については、またの機会に...)。
NTTドコモの「FOMA」やJ-PHONEの「Vodafone」などがこれにあたり、
3GPP規格に準拠した製品開発をおこなっています。
携帯端末の機能・性能・方式などの規格は「規格書」としてリリー
スされており、内容により規格ナンバーで分類されています。
音響特性・性能についても、もちろん規格化されています。音響特
性の規格書ナンバーは以下の通りです。
○TS26.131 V5.1.0
(Vx.x.xは規格書のバージョンを表しています。)
SLRやRLR、感度周波数特性など測定項目ごとの音響特性規格につい
て規定している規格書です。規格はナローバンド、ワイドバンドの
2つの再生帯域別に、でハンドセット、ヘッドセット、ハンズフリー
の端末ごとに記述されています。
○TS26.132.V5.1.0
(Vx.x.xは規格書のバージョンを表しています。)
測定項目ごとの測定方法やSLRやRLRなど規格値の計算方法を規定し
ている規格書です。こちらは端末別に記述されています。
規格書は3GPPのホームページで入手することができます。現在リ
リースされている最新バージョンは「TS26.131 V5.2.0」と
「TS26.132 V5.3.0」です。
▼3GPPについてはこちらのページでご覧ください。
3GPP(3rd Generation Partnership Project)
http://www.3gpp.org/
測定項目は以前にもご紹介しましたが以下のようになっています。
1.Sending loudness rating (送話ラウドネスレイト)
2.Receiving loudness rating(受話ラウドネスレイト)
3.Sending sensitivity/frequency characteristics
(送話感度周波数特性)
4.Receiving sensitivity/frequency characteristics
(受話感度周波数特性)
5.Sending distortion (送話歪)
6.Receiving distortion (受話歪)
7.Ambient noise rejection/noise sensitivity
(騒音除去性能/雑音感度)
8.Ambient noise rejection/sending sensitivity
(騒音除去性能/送話感度)
9.Acoustic echo control (音響エコー)
10.Sending idle channel noise (送話雑音)
11.Receiving idel channel noise(受話雑音)
12.Sidetone characteristics (側音特性)
13.Stability loss(鳴音)
▼概要は、バックナンバーでもご紹介しています。
http://www.ari-web.com/mm/bn/index.htm
それでは、次回もよろしくお付き合いください (^^)。
▼ARIは3GPP,GSM,PDC音響測定に対応した「3G携帯通信開発用
音響測定システム MTA-1WB-S」を開発・販売しています。
http://www.ari-web.com/mobile/3g/mta01-wbs/info-3gpp.htm
………………………………………………………………………………………
■4.「外来語」言い換え提案(URLクリッピング)
………………………………………………………………………………………
WEB参照可能な掲載記事などから毎日伝えられるニュースや記事から
気になる情報や、翌日には埋もれてしまいそうな記事をピックアップ
してご紹介しています(このメールマガジンの発行周期が隔週という
こともあって新しい記事ばかりではありません)。
■「分かりにくい外来語を分かりやすくするための
言葉遣いの工夫についての提案」
国立国語研究所「外来語」委員会が行なっていた片仮名やローマ字で
書かれた外来語・外国語の日本語による「言い換え提案」第1回目が
最終発表されました。
この提案で取り上げられている語の中に「アメニティー」が含まれて
います。「用例」のところを見ると、「アメニティ」のところを打ち
消し線で消されて「快適さ」や「快適環境」などに書き換えられてい
ます (TT)。
▼国立国語研究所
http://www.kokken.go.jp/
▼「外来語」委員会のページ
http://www.kokken.go.jp/public/gairaigo/
▼第1回 「外来語」言い換え提案
− 分かりにくい外来語を分かりやすくするための
言葉遣いの工夫についての提案 −
http://www.kokken.go.jp/public/gairaigo/Teian1/index.html
▼アメニティー
http://www.kokken.go.jp/public/gairaigo/Teian1/Words/amenity.gen.html
設立主旨などを見ると、報道なども含まれますが、主に、政府の白書
や刊行物などの公共性の強い場で使われている片仮名やローマ字で書
かれた外来語・外国語の中に定着が不十分な言葉が含まれており、理
解しやすくするために日本語に言い換えるというのが主旨のようです。
日ごろの不勉強もあり、「第1 回中間発表で取り上げた語」に含ま
れた語の中に正しく意味を説明できない(知らない)単語も含まれま
すが、「シェア」「インサイダー」「アナリスト」「シーズ」(ニー
ズは?)「セキュリティー」「インタラクティブ」「ガイドライン」
「バリアフリー」「プレゼンテーション」「フレックスタイム」など
ある程度定着しているかと思われるような語も含まれています。
▼言い換え語一覧 (第1回)
http://www.kokken.go.jp/public/gairaigo/Teian1/iikaego.html
意味が通じるように括弧書きなどで補うのは好ましいと思うのですが、
今から、言い換えを行なってしまうと、言葉が二重化して、かえって
混乱しそうな語もあるように思います。
個人的な経験や間隔によって相当な差がありそうですので、どの語が
判りにくいのかは人によるのだと思いますが、名詞のように利用され
ている語を意味で言い換えると関係者にとっては読みにくくなる場合
もあるように思います。
第2回の「外来語」言い換え対象語も公開されています。
▼第2回「外来語」言い換え対象語
http://www.kokken.go.jp/public/gairaigo/iikaego2.html
・「アプリケーション」(日本IBMでは「適用業務」でしたが)
・「ケーススタディー」
・「コミュニティー」
・「ダンピング」
・「バックアップ」
・「データベース」(スプレッドシートは?)
・「ベンチャー」
・「マーケティング」
・「マネジメント」(マネージャーは良いのでしょうか?)
・「フォーラム」
・「トレンド」
・「マルチメディア」
・「リアルタイム」
他が上げられています。第2回には、今だに意味を訳すのが困難な
感がある「ユビキタス」も含まれており、挑戦的な選択になってい
るような気がします。でも、ユビキタスにうまい訳がつけられなか
った場合には、そのままにして用語説明に任せた方が判りやすいよ
うな気がします。「アプリケーション」も注記を併記する程度の方
が良いのではないでしょうか?
ご参考まで、Googleで「"go.jp" フォーラム」の検索結果は、約
55,500件あるので政府系や公的機関のページも沢山ですね。
「"go.jp" データベース」の場合は約182,000件あります。
▼日本語Google
http://www.google.co.jp/
省庁系は総じて打率が高いですが、「フォーラム」や「ベンチャー」
「ガイドライン」など呼称になっている物が含まれますから、今の
所、使用すること自体は避けられないですね。
かなりの省庁や外郭団体は候補の言葉を使ったページを持っている
のではないかと思います。途中までリストアップしたのですが、非
常に率が高いので個々に記載するのは止めました(総務省、国土交通
省、経済産業省、外務省、首相官邸...)。
最高7種類の語が1ページに使われていたのもありましたが、組み
合わせを変えるともっとありそうなので...
ライブラリーやアーカイブもあるのですが「NHKアーカイブス」は、
できたばかりですし、「番組公開ライブラリー」も当たっています。
そもそも公立図書館系は、「ライブラリー」使っている確立が高い
です(かなりデジタルライブラリーは多いです)。
▼国立国会図書館 -National Diet Libraly:トップページ
「近代デジタルライブラリー」があります。
http://www.ndl.go.jp/
▼NHKアーカイブス
http://www.nhk.or.jp/nhk-archives/faq/index.html
どちらも、政府や省庁ではありませんが公共性は高いかと思います。
調べてみると候補の語より、もっとネイティブな英語や造語をカタカ
ナに直した言葉がふんだんに使われている公的公開文書などがありま
すので、どちらかというと、メジャーになっている言葉を言い換える
より、マイナーな言葉を増やさないか、説明併記をするようにしても
らう方が判りやすくなるのではないでしょうか?
………………………………………………………………………………………
■編集後記
「128個まで」というような数字を聴いて「キリがいいですね」とい
う会話を聞いたことがありますが、一般的にはキリが良くないですね。
「100個」だったら、キリが良いですが、128はキリが良い数字では
ないと思います。
16、32、64、128、256、512、1024、2048....など2進数のキリの
良い数字は総じて、10、50、100、200、500、1000、2000などの方
が圧倒的にキリが良い数字であることは間違いないでしょう。
さすがに、IT系企業でも、創業8周年記念とか、16周年記念などは、
やらないで、10周年、15周年だと思います。ASCII24も25周年記念
と書いてあります。デジタルとしてはキリが悪いですね。
最も、創業記念を2進数で決めると、32年の次は、64年、その次は
128年まで、創業以来のキリの数字が来ないので...
どこかに「当社は素数にかかわりが深く...素数は特別な数字」だと
主張する会社があると面白いかも知れません。当然、10周年記念は、
あまり重要ではなく11周年、13周年が重要な年です。社長の訓示も
「今年は11周年とキリの良い年で...」となります(時計メーカーな
どは12や6、24は特別ではないでしょうか)。
技術者には、カタカナ語の「言い換え提案」の他に、「キリの良い
数字を意識する提案」もしないといけないかもしれません。
それでは、次回、2003年5月15日Vol.30もよろしくお願いします。
ARI A&S 編集部
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