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■ アメニティ&サウンド 音と快適の空間へ【Vol.8】2002年6月20日
□ スペクトルアナライザー
□
http://www.ari-web.com/
□■□□□□□□□□□□□□ 株式会社エー・アール・アイ □■□■
□はじめての方へ、
このメールマガジンのご登録をいただきましてありがとうございます。
「アメニティ&サウンド 音と快適の空間へ」は、隔週(第1、第3木曜日)
にお届けしています。内容を充実できるようにがんばりますので、末永く
お付き合いいただけますようお願い申し上げます。
■□■□■ CONTENTS Vol.8 □□□□□□□□□□□□□□□□□
1.開発ツールの話(2)ソフトウェアの分類
2.サウンド 音響測定(7)-周波数特性(その3)
スペクトルアナライザー
3.3GPP音声通信(3)
4.スパムメールと企業訴訟(URLクリッピング)
………………………………………………………………………………………
■1.開発ツールの話(2)ソフトウェアの分類
………………………………………………………………………………………
前回ご案内しましたように、今回からソフトウェア、ファームウェア
の開発ツールについてのコラムを数回に分けてお届けします。
ここでお話するソフトウェアとファームウェアの対象、分類から始め
たいと思います。
一般に、メディアなどでソフトといった場合には、非常に幅広く使用
されており、DVDソフトなどのように、DVD制作に利用するコンピュー
タ・ソフトウェアよりむしろ、音楽、映像ソフトを指すことの方が一
般的です。
さらに、インターネットのホームページなどで利用される、ASPやCGI
Java Script、VB Script、FlashなどによるWEBアプリケーションな
どのソフトウェアもあり、ソフトウェア開発と言った場合には、一意
に対象が定まりません。
ASCIIデジタル用語辞典では、コンピュータを主な対象としているた
め「ソフトウェア」を見るとコンピュータソフトウェアの説明になっ
ていますが、それでも割と抽象的な表現になっています(上に書いた
CGIなどの用語も簡単な説明がほしいと思われる方は、ASCIIデジタ
ル用語辞典などを参照してみてください)。
▼ASCII デジタル用語辞典 「ソフトウェア」の場合
http://yougo.ascii24.com/gh/63/006351.html
▼ASCII デジタル用語辞典(トップ)
http://yougo.ascii24.com/
このコラムでのソフトウェアは、コンピュータ、マイコン用のソフト
ウェアです。
コンピュータ用と言っても、天気予報などに利用されているスーパー
コンピュータから、家庭用ゲームまでありますが、パソコン用と色々
なデジタル機器(家電製品や車、FA機器、ロボットなど)に組み込まれ
ているマイコン(マイクロコンピュータ)のソフトウェア・プログラ
ムです。
ファームウェアは、機器に組み込まれたソフトウェア・プログラムの
ことを指します。エンベデット(組込み)ソフトウェアと呼ばれること
もあります。ファームウェアの場合、マイコン用とDSP用で、類似は
していますが、アーキテクチャの違いから、開発方法やツール、設計
が若干異なります。
マイコン(CPU)とDSPの違いをここで展開すると長くなるので、次回
は、マイコン(CPU)とDSPのアーキテクチャの違いなどから続けたい
と思いますので、よろしく、お付き合いください。
スミマセン...やっぱり4回に収まらないみたいです(TT)。
ARIは、デジタル機器のハードウェア、ファームウェアの開発をお手
伝いしています。開発事例、実績などは、ホームページ、会社案内な
どに掲載していますのでご覧ください。
▼ARI技術・開発のページ
http://www.ari-web.com/develop/index.htm
………………………………………………………………………………………
■2.サウンド 音響測定(8)-周波数特性(3)
スペクトルアナライザー
………………………………………………………………………………………
この連載は、音響業務関連として音響測定や音に関する内容をお届け
しています。前回までの内容をご希望の方がいらっしゃいましたら、
バックナンバーをホームページに掲載していますのでご覧ください。
▼バックナンバー(ページ左側のメニューで選択してください)
http://www.ari-web.com/mm/index.htm
前回は、伝送周波数特性の伝送経路についてでした。今回は、測定
方法についてお話します。
音圧分布の測定は、室のレベル(音量)を代表的な周波数ごとに測
定しました(音圧分布については、バックナンバーVol.1〜6を参照
してください)。例えば、1KHzの周波数が各測定ポイントで、どれ
だけの音量になっているかというように、音圧レベルの分布を測定
します。
これに対して、伝送周波数特性の測定は、同じように測定ポイント
でスペクトルアナライザーを利用して測定ポイントの周波数特性を
測定します。
…… スペクトルアナライザー ………………………………
スペクトルというのは、光が色の波長ごとに分光された
虹のことです。ご存知のように可視光は、周波数(波長)
によって、色が異なって見えます。プリズムなどに光を
当てると、周波数ごとにプリズムの面を出入りする時の
屈折角が波長によってことなるため虹色に分光されます。
音の周波数や倍音などについては、これまでに、お話し
てきました。通常耳にしている音は、複雑な倍音が混ざ
った結果色々な音に聞こえています。光のプリズムのよ
うに、音の場合も、中に含まれる倍音を周波数ごとに分
けて見る(分析する)ことができると、どのような音なの
かを数値などで扱えるため便利です。
スペクトルアナライザーは、音を周波数ごとに分けて、
それぞれの音量を数値的、視覚的に測定することができ
るようにする分析器です。「スペアナ機能」などと記載
された機能を持つオーディオ機器をお持ちではないかと
思いますが、あのスペアナの専用器を使います。
■
■ ■ ■
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↑このような感じで音楽に合わせてバーが動いている
のがスペアナのバーグラフ表示です。
音や光に限らずX線、電波などでも周波数分析を行なう
測定器をスペクトルアナライザーといいます。
………………………………………………………………………
スペアナだけで少し長くなってしましたので(他のコラムもありま
すので...(TT) )、続きは次回に...
次回も、よろしくお付き合いください。それでは...(^^)
▼音響関連のサービス情報については、ARIホームページをご覧く
ださい。
http://www.ari-web.com/sound/
………………………………………………………………………………………
■3.3GPP音声通信(3) 音響測定の項目
………………………………………………………………………………………
前回は、測定に使用する「ダミーヘッド」についてお話しました。
前回までの内容をご希望の方がいらっしゃいましたら、バックナン
バーをホームページに掲載していますのでご覧ください。
▼バックナンバー(ページ左側のメニューで選択してください)
http://www.ari-web.com/mm/
3GPP策定の音響特性に関する規格は送話系(音声を送信する)と受
話系(音声を受信する)に大きく分けられ、次の13項目の規格と測
定方法が規定されています。
1.Sending loudness rating (送話ラウドネスレイト)
2.Receiving loudness rating(受話ラウドネスレイト)
3.Sending sensitivity/frequency characteristics
(送話感度周波数特性)
4.Receiving sensitivity/frequency characteristics
(受話感度周波数特性)
5.Sending distortion (送話歪)
6.Receiving distortion (受話歪)
7.Ambient noise rejection/noise sensitivity
(騒音除去性能/雑音感度)
8.Ambient noise rejection/sending sensitivity
(騒音除去性能/送話感度)
9.Acoustic echo control (音響エコー)
10.Sending idle channel noise (送話雑音)
11.Receiving idel channel noise(受話雑音)
12.Sidetone characteristics (側音特性)
13.Stability loss(鳴音)
3GPP規格では、上の13項目の規格・測定項目に対して、携帯
端末の音響性能の規格と測定方法についてナローバンド端末/ワイ
ドバンド端末それぞれに対してハンドセット、ヘッドセット、ハン
ズフリーの端末の種類別にさらに詳しく規定されています。
規格の詳しい内容については3GPP規格書「TS26.131 V5.0.0」、
測定方法については「TS26.132 V5.0.0」に記載されています。
規格書(英語)は3GPPホームページよりダウンロードできます。
▼3GPP規格についてはこちらのページでご覧ください。
http://www.3gpp.org
3GPPの規格は、ヨーロッパの携帯電話の方式であるGSMを元
に策定されていますが、特性が異なることもあり、GSMや従来の
CELPやPHSで決められていた測定内容とは異なっている場合
があります。携帯電話を製品にするには、この測定規格で検査して
音声通話の基準を満たす必要があるのですが、規格をクリアしてい
るからといって3GPPの御墨付きマークなどがもらえるわけでは
ないので、一般には目立たない規格かもしれません。
今回は、項目だけのご紹介ですが、次回から各測定の内容について
お届けしたいと思います。
エー・アール・アイは3GPP音響測定に対応した「3G携帯通信
開発用音響測定システム MTA−01WB」を開発・発売してい
ます。
▼MTA−01WB製品情報
http://www.ari-web.com/mobile/index.htm
………………………………………………………………………………………
■4.スパムメールと企業訴訟(URLクリッピング)
………………………………………………………………………………………
ニュージーランドでスパムメールを受信した人が苦情を掲載したら
広告元から営業妨害で訴訟を起こされたそうです。以前のHotwired
Newsの記事に企業批判をしたサイトを企業が訴訟した記事がありま
す。
▼「迷惑スパムメールへの苦情が訴訟に発展」
Hotwired News 日本語版
http://www.hotwired.co.jp/news/news/culture/story/
20020613206.html
▼「会社批判サイトは駆除できない」
Hotwired News 日本語版
http://www.hotwired.co.jp/news/news/business/story/3861.html
余計なことですが、大文字の"SPAM"はハム屋さんの登録商標なの
で、迷惑メールのことはspamやスパムと表記するそうです。それか
ら、ご存知でしょうけど、一応、「スパムメール」の用語説明です。
▼スパムメール ASCII 用語辞典
http://yougo.ascii24.com/gh/78/007828.html
このメールマガジンは、企業広告によるスパムメールの背景なども
あり、みなさんの登録されたメールアドレスをARIが記録、利用しな
いことを明確にするため、第三者の無料メールマガジン配信サービス
によって配信しています。
ARIではみなさんにご登録いただいたメールアドレスを取得、記録し
ていませんので、自社営業のための「!広告!」などと書かれた電子
メールをメールマガジン配信サービスを解さずにお届けすることは
できないようになっていますので、ご安心ください。 (^v^)
▼これは、ARIのホームページ上でご登録いただいても同様です。
http://www.ari-web.com/mm/index.htm
昨年までは、メールマガジン配信サービスを利用して、広告メール
を大量配信していた企業があったらしいですが、現在、配信サービ
ス各社が、広告メールを配信するだけの名前だけのメールマガジン
を配信停止処分にしつつあります。また、一部の配信サービスでは、
メールマガジンを購読すると、配信サービスの発行マガジンを購読
しなければならない仕組みになっていたとことがありましたが、今
現在、このメールマガジンが配信されている配信サービスでは、メ
ールマガジンを購読しても配信サービス発行のメールマガジンのみ
を停止することも可能になっている所ばかりです。
希望のメールマガジンを登録すると自動的に配信サービスのメルマ
ガにも自動登録される場合がありますが、希望しない場合には、配
信停止も可能です。
………………………………………………
以前にここでご紹介したオーディオテクニカのUSBヘッドホンにつ
いてのレビュー記事をARIホームページに全7ページ掲載しました。
興味がある方、よろしければ、ご覧ください。
▼audio-technica ATC-HA4USB レポート
http://www.ari-web.com/shop/audio/headphone/atc-ha4usb.htm
………………………………………………………………………………………
■お詫びと訂正
前号Vol.7の目次の番号が、Vol.6になっていました。お詫び致しま
すと共に、この場をお借りして訂正させていただきます。
以後、誤記などないように注意する所存ですので、後ともよろしく
お引き立ていただけますようお願い申し上げます。
株式会社エー・アール・アイ
■編集後記
「アメニティ&サウンド」では、その性格上、専門用語を使うこと
が多いのですが、できるだけ、その場で参照可能なリンクなどを配
置するようにしています。リンク参照の対象が、やや、偏っている
ように(ASCIIデジタル用語辞典などに)思われる方もいらっしゃる
かもしれませんが...
その通りです(^^;。ASCIIデジタル用語辞典を参照リンクにしてい
ることが多いのは、無許可でリンクを歓迎すると明記されているこ
とと、読者対象を一般にしていて比較的簡単に記載されていること
が多いからです。
▼ASCII デジタル用語辞典
http://yougo.ascii24.com/
専門用語などというとなんかプロっぽい感じがしますが、見方を変
えると、女子高生ことばなどの隠語と大差ないですね。(^^;
▼「女子高生ことば」とは
...ないです。誰も解説していません。スミマセンm(__)m
Google、Infoseek、Goo、Lycos、フレッシュアイで検索してみま
した(女子高生コトバ、女子高生言葉でも)。
Google:
http://www.google.com/intl/ja/
Infoseek:
http://www.infoseek.co.jp/
Goo:
http://www.goo.ne.jp/
Lycos:
http://www.lycos.co.jp/
フレッシュアイ:
http://www.fresheye.com/
大体検索結果は20件程度なのですが、Lycosとフレッシュアイは違
います。Lycosは2248件、フレッシュアイは、4243件の検索結果で
す。
どちらも、キーワード分割するために多くなっているのですが、フ
レッシュアイは、新規性があるサイトのみを対象とするので、一般
的なものでも、なかなか検索されなかったりする検索エンジンです。
傾向的に、他より少ない検索結果になることが多いのですが、ここ
では違います。一番多くの検索結果になります
(「女子高生」はフレッシュだからですか?)。
Lycos(WiseNut)もフレッシュアイほどの数ではありませんが、こ
れはサイト内のページをまとめたり、インデックス排除機能がある
ためでしょう。普通の検索キーワードでは、傾向的にはGoogleと似
た検索結果が現れることが多いように見えますが、キーワード分割
のロジックがかなり異なることがよくわかる例です。
Googleなどは、「女子高生ことば」は「女子高生」+「ことば」と
しては、重要ではなく、1単語として重要であるとみなしているの
に対して、WiseNutとフレッシュアイは、「女子高生」+「ことば」
として扱っていますので、この2語が現れたページは検索結果に反
映されます。
Googleで「東京都」と「東京」+「都」で検索した結果が大きく異
なるのもこのようなロジックによるものだと思います。
検索エンジンを利用されることも多いかと思いますが、キーワード
の選択と検索エンジンによってこれくらいの差がありますので、目
的のページが見つからない場合などは、語を分けたり、別の検索エ
ンジンを利用してみると見つかる場合があります。
そして...判ったことは、「女子高生」がキーワードに含まれたら、
フレッシュアイにお任せ! ですね。(^^;
それでは、次回7月4日に
ARI A&S 編集部
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http://www.mag2.com/m/0000086886.htm
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http://macky.nifty.com/cgi-bin/bndisp.cgi?M-ID=poparimm
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